#木工指物の耕人

木工指物戸田勝久<kozou hako style>

静岡市葵区の田町。
昔からここには職人が多く居を構えていたため「職人町」とも言われています。

その職人町で活動をする、木工指物職人の戸田。
指物(さしもの)とは木の板を互いに差し合わせて作られることが語源ともされていて、接着剤などなくとも構造が保たれます。
これは仕口(しくち)と呼ばれる差し込み部分に繊細な手加工を施すからこそ生まれる強度で同時に「雅」や「美」を兼ね備えます。

流通のために価格や品質の安定を念頭に置いている「家具」とも一線を画しています。
時代が変わり、暮らしが変わり現在は少し「珍重」化されている指物。
彼も日々多方に想いを馳せながら彼は今日もかんな刃を研いでいます。