#畳の耕人

伊藤夫妻<松葉畳店>

焼津と言えばマグロやカツオ、港町。活気ある姿を想像しますが、松葉畳店はそのイメージとは違う、田んぼと住宅が共存している静かなところにありました。かすかに機械の音だけが心地よく響きます。
昔はどの地元にもあった「畳屋さん」。入口が解放されていて、一番身近で手仕事を見られる現場だったのかもしれません。
暖簾をくぐるとイ草のいい匂い。それだけで異空間。なんだかやっぱり落ち着きます。
松葉畳店の伊藤夫妻は、そんなイ草と畳をこよなく愛しています。
畳の文化を、そして丹精込めてイ種を育てている農家さんを守りたい。自分たちの営みの根っこの部分から水と愛情を注ぎたい。当たり前のことなのかもしれませんが、そんな話をどんな人にも目を見て話をする夫婦。
だからこそ常に自分たちから畳の良さ、イ草の良さを発信し続けています。

 

畳の仕事場はとってもミニマム。だけどこの夫婦の夢はとっても大きい。