耕人よりお知らせ
新間の耕人 03
2020年11月30日
堅牢度を高めるために
染料のお茶を使って煮染を施していきます。
何回か重ねていく作業なのですが
その間、新間の職人は
目で、耳で、手で
感じているようです。
自然染料で染める作業は
季節や天気、温度や湿度に影響を受けるため、なおさら。
大きな寸胴の中で
ムラが出ないよう衣類をかき混ぜながら
染料の波立ちを確認する。
やはりひとときも目を離せないようで
大変な作業のようですが
新間の職人からはその辺りについて
何も聞いたことがありません。
染めのことや生地や衣類のこと
暮らしのことや工芸・工業のこと
そればかりを楽しそうに話すから
きっといい色に染まるんだろうと思います。