#木工の耕人

木工の耕人遊牧舎西尾<YUBOKUSHA>

静岡は家具の四大産地と呼ばれています。静岡市には家具ブランドが集まり、一部は静岡県家具工業団地として藤枝市に集まりました。
今は最盛期よりも数は減りましたが、この地で今も静岡の木工は息づいています。
遊牧舎西尾の工房も。

外国産材ではなく、日本で採れる栗の木(chestnut)を使って家具を製作している遊牧舎西尾。木は生きている、と言いますがこれは本当で。木は製品になってからも呼吸を続け、乾燥などにより伸びたり縮んだりしています。
だとしたら木として育っている段階が日本の環境であった方が、家具になってからも呼吸しやすいはず。木や家具に優しいはず。
遊牧舎はそんな考え方をしています。

栗はタンニンを多く含むため、他の木材よりも早く飴色になっていきます。美しい飴色に。そんな家具を愛らしく感じてくださるお客様を想像しながら、遊牧舎は今日も丁寧に家具を作っています。