#綿紬の耕人

綿紬の耕人大高旭<ぬくもり工房>

静岡県浜松市では、江戸時代に農家の冬仕事として「機織り」が始まったとされています。機織りには棉(わた)を糸の状態にする工程や染める工程など、様々な工程があり、それぞれが得意分野を担当したことが分業制につながったと伝えられています。遠州地方は温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、棉作り(わたづくり)に適していて、三河、泉州とならび、綿の三大産地として栄えました。
この地で大切にされてきた綿紬を世に紹介すべく活動をしているのが遠州綿紬の耕人・ぬくもり工房。
今も職人の手によって作られる「遠州綿紬」はかつての産地を今に伝える希少な織物。ぬくもり工房は人から人へと受け継がれる伝統を大切にし、今も丁寧にご紹介し続けています。